書籍_保身 積水ハウス、クーデターの深層_藤岡雅
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役職が上の者ほど、責任から逃げる。実力派会長の突然の辞任。それは、社長の「保身」によるクーデターだった!積水ハウスでは2018年、地面師事件の全容解明を進める会長が失脚した。背景には、事件への社長責任が明記された「調査報告書」の存在があった。責任を問われた社長が、会長を返り討ちにしたのだ。11年のオリンパス事件以降、東芝、日産自動車、関西電力、東京電力とトップ企業の不祥事が繰り返されている。下には厳しく、上には優しい、名ばかりのコンプライアンスはなぜ蔓延したのか?積水ハウス事件から、日本企業の腐敗構造までも暴く経済ルポ!
前半の緻密なドキュメント部分が滅法面白い
関西経済界の闇とヤメ検サークルの話も興味深い。伺い知れない深い闇がある
後半部分の有識者の意見つまみ食いみたいな記載は少し疑問だった